岸田総理がキャピタルゲイン増税を先送りしても日本株が不調な理由

2021年10月13日(水)

こんにちは。

早期退職アドバイザーの金刺です。

最近新しく仕事はじめました。

よろしく。

先日岸田総理がキャピタルゲイン増税を先送りしましたね。

しかしながら相変わらずマーケットが低調です。

先週一週間で利益が全て消し飛んだ人もいると報告を受けています。

確かにマーケットは総裁選で膨らんだ分を帳消しにし、更に下を試す勢いです。

何故この勢いは止まらないのか?

多角的に考えていきますので、資産運用の参考にしていただけたらと思います。

エコ推進が招いた不況

このところ原油の高騰が原因で米国、欧州のマーケットが下がり続けている。

原油が高騰すると、発電コスト、原材料調達コストが上昇し最終的に消費財の値上がりに繋がってしまう。

結果米国では消費財が30%値上がりし、消費が低迷してしまっている。

これを見てメディアは「消費が戻ってきて物価が上がっている」
と報じているが本当のところは違う。

確かにここのところコロナで一度下がった需要は戻りつつあり、
原油価格は上がってきている。

しかしながら、米国はこの問題が出る前から既に物価が上昇してた。

つまり”コロナが終息しつつあり消費が増えたから物価が上がった”は
通用しないということになる。

では何が原因なのか?

それは今世界で推進されている「エコ」である。

何故か各国はコロナ禍で大変なのにも関わらず、カーボンニュートラルとやらを推進し
化石燃料の使用を制限するために、太陽光やら風力やらで発電を行った。

たまたま低迷した重要にマッチして電力供給はかなったが
“需要が通常に戻るに連れて、電力が足りなくなってきた”のだ。

一度振り上げた拳を下ろすのが恥ずかしいのか、
各国は現状のインフレの原因を「景気が戻ってきたから」と一面だけ伝え伏せてきた。

しかしながら、耐えられなくなったのか、数日の間に
「原油が足りないから物価が上がった」と白状している。

では何故こんな状況になるまで伏せていたのか?

エコの手前、発電のための化石燃料が足りないとか言えなかった

先日、中国で大規模な停電が起きた。

当局の発表では「二酸化炭素の発生を抑えるための計画停電」としているが、
それなら今すぐ得意の太陽光発電で発電して、石炭火力を今すぐやめればいいのだが、
それはしないのである。

何故しないのか?

原因が違うからである。

中国経済は”少し前まで”活況だった。

電気自動車が飛ぶように売れ、今や世界一の普及率を誇っている。

中国は電気自動車普及に先立ち、得意の太陽光発電に力を入れ、多くの森林を伐採し設置してきた。

自信満々だったのだが、一つ誤算があった。

お得意の太陽光発電では全く電気が賄えなかったのだ。

中国は、太陽光パネルを全世界に売りつけるためにエコを推進している手前、
今更、大っぴらに石炭火力に戻るわけには行かないが、
背に腹は代えられないので、石炭火力を動かすことに決めた。

しかしまたもや問題が起きた。

中国で採れる石炭は質が悪く発電効率が悪いのだ。

中国は元々石炭をオーストラリアから購入していたが、
2018年以降オーストラリアとは疎遠になっており、石炭輸入量はゼロになっていた。

そこで手を出したのが原油なのである。

こうして原油価格は高騰したのである。

バイデン、エコのために国民を苦しめ続ける

その間、米国は何をしていかというと一貫してシェールオイルの新規掘削を止めていた。

結果、供給不足になり原油は高騰したが、自分の失政が今の悪性インフレを引き起こしたと悟られるわけには行かず、且つ自分が推進している「エコ」の手前火力発電所を更に稼働させる訳にもいかなかった。

こうしてアメリカ人は、訳のわからない物価上昇を「需要の回復による物価の高騰」と説明され続けてきたが、もう誤魔化しきれなくなっている。

ただし、米国や欧州にはバイデンの肩を持ってくれる”頼もしい人達”が存在する。

二酸化炭素をバイキンのように嫌うエコ狂の人々である。

彼等、彼女等は経済が壊れることよりエコを優先すべきと言っている。

世界は「エコ」という呪縛に囚われ、経済復興ができないでいるのだ。

今回のマーケット低迷の理由は、原油の高騰による物価上昇だけではないが、
今回は「エコ」という考えが行き過ぎると毒になり、経済を殺すというのを知ってほしくて取り上げてみた。

何事も行き過ぎは良くないということですね。

皆さんも行き過ぎる事はせず、物事は”少なくとも二面性である”ことを気に留めておきましょう。

ではでは…

メルマガ執筆者

貯蓄塾®塾長/経済研究家/マーケティングプランナー
金刺 知徳(KANAZASHI TOMONORI)
1979年 東京都生まれ
関東学院工学部建築工学科卒
学生の頃バイトで貯めた80万円をラッキーパンチで650万円にしたのをきっかけに株式投資にのめり込む。
大手建築会社で働く傍ら「経済学」「政治学」「地理」「心理学」を猛勉強。元々得意だった「数学」を加えて独自の投資方法を確立。お金の専門家になるためにFPの資格を取り、実務経験を積む為保険の代理店で働く。十分に経験を積み、資金も貯まったところで2014年に貯蓄塾を開校。

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