中国の大手不動産会社のデフォルトで株価が下がった真相の一部をお話しよう

2021年09月28日(火)

こんにちは!
元ファイナンシャルプランナー、元金融マン、現在ただのオッサンの金刺です。


9/21のマーケット、大幅下落でしたね。
原因はメディアによると「中国の大手不動産会社がデフォルトに陥りそうになっているため」
という事になっています。

結論から言うと“コレだけが原因ではありません”。
メディアも商売なので報道したいものだけ報道します。
重要なのは何を言っていて、何を言ってないかです。

今回の件はマーケットのターニングポイントとなりえるので、
このメルマガで簡単に解説しようと思う。

詳しく知りたい方は、10月の時事クラスと投資家チャンネルで解説しますので
是非申し込んでください。

腕の悪い機関投資家は安易に中国企業に投資する

中国の不動産会社は他国のそれとは違い、土地の売買は行っていない。

何故なら中国は土地の所有権というのが存在しないため、売買できるのが建物に限られるからだ。

土地の価格を考慮に入れられないため、中国の不動産バブルは数年で必ず破裂する
ようになっている(建物は必ず古くなり、値を釣り上げるのに限界があるため)。

今回破綻しそうになっている“大手不動産会社”は用地開発をしている会社で、
多額の融資を受けながら大きな事業を行っていくという“景気が良いときしか通用しないような事業”
を行っていた。

そんな折、不動産バブル(住宅系)崩壊により当局による不動産融資規制が始まり、
例によってこの企業も融資を受けられなくなり運転資金が枯渇してしまったわけだ。

しかしながら、この時代遅れでダサい失敗を平気でする様な企業には
様々なファンドから資金が集まっていた。


何故か?


中国の企業は“基本的に国営”である。

仮にその企業の経営者が「国営ではない」と言っていたとしても
“全ての中国人は最終的に共産党に逆らうことはできない”ので結局国営なのである。

では、外国人投資家がこの“国営企業”に投資をするメリットは何か?というと
危なくなったら公的資金が出るのでデフォルトリスクを考えなくてもいいということだ。

特に今回のような“大手”の場合、国の威信をかけて倒産させないのだが
今は“事情が違う”のである。

14億総中流を目指す共産党が過激さを増した

ココ最近の中国は独裁色を強めてきており「富裕層は敵である」事を掲げた。

ジャック・マーが数日行方不明になったのは記憶新しいと思うが、
現在”稼ぎまくって目立っている経営者”に対して弾圧が強くなっている。


何故か?


習近平より影響力のある人間を出さないためだ。

今回デフォルトに陥りそうな”大手不動産会社”も、飛ぶ鳥を落とすような勢いで
業績を伸ばしていた。

ここへ来て失速したので救済を申請したのだが、共産党は「助けない」と言ったのだ。

アリババは企業として生かされたが、この“大手不動産会社”は見殺しにされる様だ。


理由は簡単。


容易に変わりを用意できるからだ。

ここで驚いたのは機関投資家の面々。

何と投資していた先が救済されないようではないですか!

と言う事は?

で、結果は皆さんの見てのとおりです。

中国企業に投資をしているファンドは多い

かつて中国企業は成長著しく、倒産リスクも低いので現在進行形で
機関投資家がこぞって投資をしている。

おそらく私が名前を挙げていったら、顔が青ざめる人が多いだろう。

何故なら、日本国国民のほぼ全員に関係ある話だし、更に言うと
積立投資をやっている人の約90%は、対象の銘柄に投資しているファンドに
お金を入れているからだ。

ここまで読めばピンときた人もいるだろう。

今回の株の大幅下落は“中国の大手不動産投資会社がデフォルトを起こしそうだから”ではない
ということを。

多くの怠惰なファンドマネージャーが世の中の流れを見ず、投資先をほったらかした結果が
今回の件を引き起こしたのだ。

非常にくだらないと言える。

さて、冒頭に「今回の下落の原因はこれだけではない」と書いた。


そう。


今回の“中国の大手不動産会社のデフォルト”なんて霞むような出来事があったのである。

此処から先は、時事クラスや投資家チャンネルに譲ります。

何故なら“有益な情報を販売するのが私の仕事”だからです。

私が想定していたより3ヶ月程度早かったですが、 どうやらマーケットは新しいフェイズに移行するようですね。

では皆さん資産を減らさないよう、お気をつけて。

ではでは…

メルマガ執筆者

貯蓄塾®塾長/経済研究家/マーケティングプランナー
金刺 知徳(KANAZASHI TOMONORI)
1979年 東京都生まれ
関東学院工学部建築工学科卒
学生の頃バイトで貯めた80万円をラッキーパンチで650万円にしたのをきっかけに株式投資にのめり込む。
大手建築会社で働く傍ら「経済学」「政治学」「地理」「心理学」を猛勉強。元々得意だった「数学」を加えて独自の投資方法を確立。お金の専門家になるためにFPの資格を取り、実務経験を積む為保険の代理店で働く。十分に経験を積み、資金も貯まったところで2014年に貯蓄塾を開校。

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